海原友明の消防団改革のすすめ

消防団を取り巻く問題の中でまずすべきことは「操法大会の廃止」です。この大会があることによって苦しんでいる全国各地の実態や私の思いを紹介します。

地域の取り組み

愛知県大府市

愛知県大府市議会の建設消防委員会は平成28年5月、 消防団に関する現状及び課題を把握し、政策 立案、政策提言を行うため、所管事務調査として「消防団について」の調査を行いその調査研究の成果を「大府市への提言」として取りまとめました。

長野県上伊那郡箕輪町

同地域の辰野町と同じく操法大会を廃止した、箕輪町(みのわまち)の町長の消防団に対する思いが箕輪町定例会にて述べられています。

栃木県矢板市

栃木県矢板市の消防団に関する「市民からの声」です。 声を挙げることから改革は始まります。

岐阜県養老町

岐阜県養老町消防審議会は、平成29年11月に町長からの諮問であった「養老町消防団員の確保と運営改善策」を令和2年3月に最終答申しました。 この審議の中で「消防操法大会及び操法訓練のあり方」を検討する為に、平成30年6月に現役消防団員にアンケート調査…

山梨県北杜市

山梨県北杜市では、消防団の効率的かつ円滑な組織運営及び消防団組織の活性化を図ることについて検討するため、北杜市消防団活性化検討委員会を設置し、平成26年12月から5回にわたりおこなわれた議論の成果を平成28年に提言書としてまとめました。

長野県東御市

長野県東御市(とうみし)にて令和元年10月7日に開催された市長と語る車座ミーティング (テーマ:働く若者の声を市政に伝える)に参加された消防団員の声です。 この様な声がしっかり市政に届く事を願っています。

茨城県下妻市

茨城県下妻市 操法大会不参加へ 2020年4月10日 NHKのおはよう日本にて消防団について特集されました。

栃木県栃木市

栃木市は栃木市消防団再編計画を平成30年に策定しました。この計画を策定するにあたり、各地域会議で計画案に対する意見聴取をしました。 その中で平成29年度 第7回 西方地域会議では、操法大会の為の訓練は団員の負担であり、団員減少の原因ではないかと議…

岐阜県恵那市

恵那市の平成21年度第3回 総合計画審議会の中で、消防団組織の存在自体が恵那市の人口減少に影響しているとして問題視されていました 現在恵那市は何か変える事ができたのでしょうか?

岐阜県安八郡輪之内町

岐阜県安八郡輪之内町の令和元年第一回臨時町議会にて、輪之内町消防団の在り方について質疑応答されています。 操法大会や規律訓練大会について問題提議しています。市長の回答は役所としての教科書的な回答となっていますが、今後も議論して頂きたいと思い…

千葉県長生郡市広域市町村圏組合

長生郡市広域市町村圏組合議会の平成30年第2回定例会では、消防団について質疑応答されており、その中で消防長は、消防団員の確保が難しい要因の一つに、全国的に開催している操法大会のための訓練がある事を承知していると答弁しています。

東京都北区

東京都は消防団運営委員会を区ごとに設立して、消防団の組織や消防団員の確保、待遇改善に関することなどを審議しています。令和2年2月に開催した北区第二回委員会では、操法大会による負担と怪我が非常に大きな問題であり、操法大会のあり方を見直すべき…

岐阜県瑞浪市

岐阜県瑞浪市(みずなみし)の市町や消防長は、操法大会の為の訓練が消防団員の負担となり、それが消防団の充足率の低下の一因であることを認識しています。

兵庫県 加東市

兵庫県加東市は、消防団のアンケートの結果を踏まえ、消防団のあり方検討委員会を設立して協議を重ねました。そして消防団員の負担軽減に繋がる中長期的な考えをまとめています。

長野県

長野県の実施した「令和元年度 第2回県政モニターアンケート調査」 によると、県民はポンプ操法大会の見直し等による消防団員の負担軽減が必要であると感じています。

福岡県うきは市

福岡県うきは市では令和元年8月に開催した「消防団との意見交換会」で出された意見や要望を議会内で精査し、11月に市長へ提言書を提出しました。 うきは市の議員さんは、消防団員の声を議会にしっかりと挙げてくれています。

静岡県浜松市

平成29年度 浜松市包括外部監査結果報告書 「消防費に係る事務の執行について」では、操法大会に参加するための訓練が、必ずしも地域防災力の向上に直接結びつくものでないとしたら、公費で費用弁償することは 制限すべきであると報告しています。

長野県 諏訪市

長野県諏訪市の令和元年6月の市議会では、操法大会が消防団員加入の最大の妨げとなっており、見直しが必要ではと質疑し、市としてもそれを認識していると答弁しています。また、この年に行われた「諏訪市政に対する市民満足度調査 」の意見・提言にて、消防…

宮城県 名取市

宮城県名取市では、平成28年に名取市消防団活性化計画を策定しました。その中では、消防団の「必要性の低下」が、今の消防団員の減少に繋がっていると分析しています。そして消防団には「新たな任務、役割」があると訴えています。

長野県 上伊那郡 辰野町

長野県の辰野町消防団は、団員の確保や負担軽減を掲げる改革の一環で、例年6月に開いてきたポンプ操法・ラッパ吹奏大会を2019年から廃止しました

兵庫県

兵庫県消防協会は「若手消防団員意見交換会」を毎年実施し、若手消防団員の率直な意見を聞いて今後の消防団 運営に役立てています。

長野県 南佐久郡 佐久穂町

長野県南佐久郡佐久穂町の機能別消防団の活用方法の提案が面白いです。

長野県 安曇野市

長野県安曇野市は、安曇野市消防委員会という協議会を定期的に開催し、消防団員確保対策等の現状の課題について話し合っています。現状を赤裸々に語りつつ、どうしていくべきかを苦悩されている様子がよく分かります。

岐阜県 関市

岐阜県関市は平成25年に関市消防団再編計画を策定しました。その中では、消防団ヒアリング調査や団員と市民へのアンケート調査を実施し、その結果、操法大会は各種調査を通して最も問題視されている行事であることが分かったと報告しています。 令和2年の市…

滋賀県 甲賀市

平成28年6月 甲賀市が公表した甲賀市消防団員意識調査結果報告書では、不満に思うことの1位は「ポンプ操法訓練の負担が大きい(36%)」、新入団員の確保の良策の1位は「ポンプ操法訓練の軽減(33%)」でした。団員の生の声をそのまま掲載していて思いが伝わって…

岐阜県高山市

平成 30 年9月 高山市消防本部は、消防団員と市民にアンケート調査を実施しました。多くの団員そして市民が「操法大会をなんとかして欲しい」と望んでいます。