平成28年6月 甲賀市が公表した甲賀市消防団員意識調査結果報告書では、不満に思うことの1位は「ポンプ操法訓練の負担が大きい(36%)」、新入団員の確保の良策の1位は「ポンプ操法訓練の軽減(33%)」でした。団員の生の声をそのまま掲載していて思いが伝わってきます。
平成28年 甲賀市消防団員意識調査結果報告書
http://www.city.koka.lg.jp/secure/16350/201508isishikichosa.pdf
■あなたが消防団活動で不満に思うこと
「ポンプ操法訓練の負担が大きい」と感じる団員が36%と多くを占めます。隊別においてもこの項目を不満に思う比率は32%~42%と非常に高くなっています。次いで「本業への支障がある」が13%、「報酬や手当てが少ない」が12%、「団行事が多い」が10%となっています。
■消防団員の減尐が全国的な傾向にある中で、新入団員を確保するためにあなたが良策と思われるものは何ですか。
新入団員の確保の良策として「ポンプ操法訓練の軽減」33%を筆頭に、次いで「報酬や手当てを増額する」が31%となっています。その他「団員の優遇制度」12%、「事業所への理解を求める」7%が主な意見となっており、その他の意見は次頁のとおりです。
- 義務化・役所からの勧誘
- 地域住民に対する防災意識向上を図る取り組みを行いただ飲んだくれている印象を変えるよう自治体と連携する
- 操法訓練は必要だが大会は不要でやめるべき
- 地域組織の役職の1つとしてする
- 軽減とかじゃなくて県大会とかやめればいい。誰のためにしているかがなぞ。意味不明
- 団に対するイメージを変えていく。今のままでは良いイメージを持たれていないように思う
- 負担を尐なくする
- 在団期間が不明なままの入団が問題。度を超えた幹部団員の消防への熱心さとの温度差
- 出動回数を減らす(行事などの)
- 住民が減っているので、消防団員も減って当然
- 地区の役職者に若い者に負担のある組長などの役を与えず、消防団に入らせるよう説得させる。勧誘を団員の仕事にさせない。待遇、条件を考えて入る者はほとんどいない
- 公務員は入団必須にすべき
- ポンプ操法大会を中止する
- 体育会傾向からの脱却
- 市役所の職員が勧誘を行う。退団する人が勧誘しないとやめられないのは常識的におかしい
- 市のポンプ操法大会レベルは必要と考えるが県大会出場はやめていただきたい
- 5年くらいで退団できるようにして負担軽減する。自治会にも理解を頂き消防団在籍時は色々な役員(子ども会、学校役員)について免除
- 市民税軽減や市役所での手数料無料にするなど
- ポン操の大会に熱くなりすぎている。伝統とかどうでもいい!仕事、家庭に悪影響が出ている。保障しろ!
- 自治会の中で強制力や理解がたらない
- 区や地域の協会がもっと必要。必要性の理解
- 見た目や優遇など必要ない。要は地域を誰が守るのか、全ての人の意識の向上と理解が必要。区の役員を選出するのに、消防団は団員だけに確保を任せるのか。生命と仕事、家族を犠牲にするわけではないが、頑張っている等をきいてからしてほしい。地域が一丸となれば無理なことはない
- 区長や町代の理解・協力。(多尐の強制力を伴って)
- 小中高大・学生へのPR、成人式などPR広報が必要
- 古い体質の一新、メリハリのある活動を
- 成果を見える化する
- 活動のため団員が署員に指導を仰ぎますが、団員は署員の配下という解釈は大げさかもですが横柄な対応をされる方がいると、ボランティアとしてやってる活動のモチベーションが下がります
- 現状は自治会の消防団に対する意識が低いように感じるため、団員確保は自治会の義務化にしてほしい
- 入団することが当たり前という社会の流れを作る。韓国の徴兵制度のような
- ②④⑧に何の意味がありますか?根本的に選択肢にあることがおかしい。消防団を実態に合った数に縮小し、常備消防職員を増員(採用)する。失業者への雇用創出と合わせて行う
- 地域とのつながりを密にし地域を通し団員の確保をおねがいする
- 強制にすること
- 団員に対する負担を減らし参加しやすくするべきで
- 団員の数を増やし都合が付かないときに休みやすくする。今は人員が尐ないので休みにくい
- 区として必要ならば、順番じゃなくとも、ある程度負担を回す努力を区としてやるべき
- 今の若者は自分の時間まず最優先していると思います。消防団活動にまずは興味をもってもらうことが大事だと思います
- PR活動
- 参加できる時に参加できる制度にするべき
- 災害時、助けられる人が助けてほしい人を助けるという意識を持ってもらう
- 学生を入れる、ポン操をやめる、区に義務を課す、会社に義務を課す(何人入かを決める)
- 第一に管理をしている市が近年のライフスタイルを理解すべき!イメージアップのために消防団員に負荷をかけると余計に求心力を失う
- 昔からのイメージを刷新して入団しやすくする
- 入団年数や新入団員確保などを団員自体に任せるのではなく、制度の中でしっかりと決めその責務を区などで
- しっかりと負うことが必要。今回のような調査をこまめに行い、改善を行っていかないとますます消防が地域から浮いた存在になる
■甲賀市消防団の組織全体であなたが感じることは何ですか。(④その他の意見)
- 入団を義務化してはどうか
- まだ詳しく分からない
- ポン操ではなく実際の災害を前提に水防団としての取組や区等への防災意識向上を図る取組を行うべき
- 旧町体制を見直し団員人数、装備の適正化や再配置を行うべき。(機動性向上、コスト減、甲賀広域との連携の強化のため。)
- 縮小
- ポンプ操法にウェイトをおきすぎる
- 訓練や行事の統一をはかるべき
- ポン操の考え方を改めるべき
- ポン操やめてほしい
- 甲賀市全体がポン操に熱心すぎる(一部幹部)
- 定員を減らすべき
- もっと時代にあった組織にすべき
- ポンプ操法大会を中止してほしい
- 古臭い!ポン操の大会に熱くなりすぎ!
- 周りの人々に活動を十分理解してもらえない。好きで勝手にしているように思われていると感じる
- 方面隊で活動、資材の差があるのはおかしい。市として一体で動くべきと考えます
- ポン操とポンプ点検しかしていないイメージ。他の活動はないのか。救命講習などアイデアはあるはず
- 伝統にこだわりすぎ
- 人員の足りていない地域の組織のありかたをもっと考えてほしい
- 人員不足なので組織統合するべき
- ポン操の負担が大きい
- 一体感がない。方面隊によって禁止事項が異なる
- 甲賀市だけでなく消防団全体の品位を上げることとポンプ操法の見直し(大会してもモノになっていない人が多い。基本といいつつ毎回どこか手順が変更される。)
- 定数見直し、縮小、合併など時代に見合った配置を。総人口減に対し、班、団員の数が数十年来変わらないのでは筋が通らない。定年数での団員入れ替えを
- ポン操いらない。他県ではこれが原因で自殺者まで出ているのになぜ?いつまでする
- 定員を減らしてほしい。人手不足でいつまでもやめられない
- 他の方面隊とあまりしゃべらないので分からない
- 各方面隊それぞれがちいきとコミュニケーションをとって活動していく
- よその市の話をきくと、3年や5年でやめられるとことがあるときくとつらいのでそれぐらいで辞めさせてほしいです
- ポンプ操法大会時に団員数の尐ない分団には負担が大きすぎる。大会は必要だが回数は減らすべき
- 人数が減っているので班数を再編成してほしい
- 他方面隊の消防団との交流が一切無いので訓練内容や回数、行事等について色々意見交換したい
- ポン操の負担が大きすぎる
- 人数が尐ない(新入団員)
- 災害時のために頑張っているというより別のために頑張っている様に感じる
- 町大会などはやめてほしい
- 旧町・古い考え方から新しく若い考え方に向かうべき。資機材にかけるお金を手当てにかけるべき
- 一分の幹部は良いが上と下で温度差が大きすぎる。他は昔の町のまま。甲賀市になる前に入っている団員は体制を刷新すべき。一部の幹部の考えに偏っている。本当に団員と防火、防災を考えている人が上に立つべき
- 方面隊によって、違いはあるかもしれないが、上層部が団の現状(中身)について理解しているように思えない。時代による変化を真に受け止め改善を図ってほしい
甲賀市消防団の情報はこちら
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「全国消防操法大会の廃止」
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