みどり市は、平成28年6月定例会(第2回)の中で、消防団のポンプ操法大会について質疑・応答をしています。
議員からは、競技大会の長期の練習による団員と家族の苦労ははかり知れず、新入団の勧誘の際にもネックになっており、大会の実施方法を含め、考えなければならない時期に来ていると発言しています。
市は、「大会を行う=地域防災としての訓練が、きちんとできている」という昭和時代のアピール方法から脱却することを拒んでいます。そして、今までの消防団員もやってこれたんだから、できないことではないと考えています。
ー議員ー
ポンプ車操法競技大会について何点かお伺いするのですが、消火活動の技術向上のために行われているとは思うのですが、私自身、毎月行われている水出しの訓練とか、そういうふうに消防学校とかで学ぶ講習などで、消火活動の技術向上には足り得ると私自身は思っております。ポンプ車操法の競技大会が2年に1度行われているその意義というものはどのようにお考えになられているのか、お示しください。
ー危機管理監ー
消防ポンプ操法大会を開催することで、消防団員の強固な精神を養成することができ、厳正な規律と旺盛な士気において、機械・器具の操作要領を習得し、消防ポンプ操法の熟達と迅速、確実な行動の徹底が図られ、火災防御上の要求に適応できる能力を錬成するものであると考えております。
ー議員ー先輩から聞いたお言葉がそのまま今耳に入ってきまして、ちょっとどきっとしたのですが。
そのポンプ車操法についてなのですが、ちょっといろんな方から聞いたお話をここでさせていただきます。もちろん競技に勝ちたいという分団もございますので、練習時間、練習期間が長い分団が週に二、三回の練習を半年以上行っている分団がございます。分団員は覚悟を決めて、選手に選ばれれば、その分団の矜持、プライドも持って必ず勝ちにいきたいと練習はしておりますが、逆に家族の身になっていただきましたら、この苦労ははかり知れないと思うのです。週に2日や3日いないわけですから、夜は。また、新入団員に入団していただこうと思ったときに、操法のこの練習の話などをしなければならず、これがネックになり、入団していただけない理由になっているという話を聞いたこともございます。
とはいえ、操法競技大会は意義あるものでもあると思いますし、絶対に必要なものであるとも思っております。隣の市のように操法の出場分団を持ち回りでやっているところもございます。私が消防団員の方々に話をお伺いしたところ、操法大会に出場する方法をエントリー制にしてはどうかと考える方が相当数というか、それなりに数がいらっしゃいました。
ポンプ車操法大会の実施方法を含め、考えなければならない時期に来ているとは思うのですが、どのようにお考えになられますか、危機管理監。
ー危機管理監ー
大会へ参加するための訓練など、団員への負担を考えると、大会への参加をエントリー制にすることは一つの方法であると考えているところでございますが、大会に参加することによりまして基本的な訓練が行われるという観点からは、これまでと同様に全分団が参加していきたいと、そういう願いでいます。
ー議員ー市当局の考えもあるのでしょうが、一度分団長会議なり、会議にかけられていただいて皆様のご意見をお伺いするのも一つの方法であると思います。もちろん時代と言ってしまって簡単に片づけられてはいけないものだとは思いますが、やはり時代の差というのはあるのかなとは思っております。先ほども申したように、週に二、三回の練習を半年以上も行う、1年近くも行っているところもあるわけなので、そうなれば家族への負担というのはすごいことというか、はかり知れないものになりますので、何とかご検討いただけるようお願い申し上げます。
声を上げなければ、行政は動こうとしません。
地域に密着した軍隊の精神が蔓延る消防団であるため、異を唱えることが難しく、改革ができずにいます。そして多くの方が変えることができないものだと諦めています。
どうか地域防災の為、消防団員とその家族の為に、異を唱え改革を訴えている方が存在することを知ってください。
そしてあなたの声が力となることを知ってください。
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