海原友明の消防団改革のすすめ

消防団を取り巻く問題の中でまずすべきことは「操法大会の廃止」です。この大会があることによって苦しんでいる全国各地の実態や私の思いを紹介します。

福島県 東白川郡 棚倉町

 令和3年3月の棚倉町議会では、操法大会の負担軽減への提言や、団員アンケート実施の要望など、棚倉町消防団の活動の見直し等について質疑されました。

棚倉町議会 令和3年3月会議 03月15日-03号

https://ssp.kaigiroku.net/tenant/tanagura/SpMinuteView.html?council_id=183&schedule_id=4&minute_id=700&is_search=true

 

棚倉町議会 令和3年3月会議 03月16日-04号

https://ssp.kaigiroku.net/tenant/tanagura/SpMinuteView.html?council_id=183&schedule_id=5&minute_id=394&is_search=true

 

03月15日-03号

-議員-

 続きまして、2点目として、消防団活動の見直しについてお伺いをしたいと思います。 全国的に成り手不足から団員数の減少が問題視され、活動そのものを見直す自治体もあります。当町の現状と対策はどのようになっているんでしょうか。

 現在の団員数と組織の編成に問題はないか。欠員や高齢化などはあるか。活動に参加していない、いわゆる幽霊団員等も以前は見られたが、現在はどうか。

 2番目として、総務省でも報酬引上げが検討されておりますが、待遇改善の取組等はあるか。現在の報酬はどのくらいか。また、一部の消防団は自治会からの消防費なども受け取っていると聞いております。その現状というか、状態については町のほうでは把握されているのでしょうか。

 3番目として、これも以前、中型免許制度のときにお伺いをしましたが、中型免許が創設され、ポンプ車、中型免許をお持ちじゃないと特に若い方、乗れない、そういう状況があるというふうに聞いております。また、オートマチック車が一般的になって、私たち免許を取ったときには男なんだからミッションも乗れる免許を取っておけみたいな風潮ありましたけれども、今はもう、どうせトラックなんかは乗らないんだから、オートマチックでいいという方もどんどん増えているというふうに思います。それについての消防車両の問題というのはないのか、お伺いをしたいと思います。 

 4番目として、機能別消防団員制度の導入。これについては、町のほうでどのように認識をされているのか。また、県内でも一部取り入れた例があるというふうに報道されておりました。それについてどのようにお考えかお聞きをしたいと思います。

 5点目として、消防操法大会への参加方法の見直しは。選抜方法なども見直してはどうか、お伺いをしたいと思います。以前は毎年大会をやり、その中から優勝した班が町の代表となり、郡の大会、県の大会といったような時代から2年に1度の大会となりました。また、コロナ禍の中、現在は中止されている動きもあるかと思いますが、これも場合によっては非常に負担が大きい。そういったことで順番で大会の班を選別しているような状況ですが、これが回ってきた班というのは物すごい大変だと言うんです。聞くところによると、当分、ポンプ操法の代表は回ってこないから安心して入ったらどうだというような話もあるかと聞いております。いろんな意味でこれについて見直しをする時期に来ているのかなというふうに思いますので、お伺いをしたいと思います。

 6番目として、今後、防災、災害への対応がより重要となるが、活動にどう取り組むか。地域特有の課題などはないか。

 7番目として、課題解決のため現役団員にアンケート等を実施してはどうか。

 8番目として、過去の事件、事故等の反省は十分に生かされているのか、お伺いをしたいと思います。


-町長-

 ただいまの消防団活動の見直しはについてでありますが、まず、現在の団員数と組織編成等につきましては、団員数については、令和2年4月1日現在で、定数355人に対し、実人数331人であり、充足率で93.2%であり、欠員は24名であります。

 また、本町消防団員の平均年齢は32.5歳で、令和元年度の時点では、県内で一番若い消防団となっているところであります。

 活動実態のない団員につきましては、本町ではおりません

 次に、報酬の引上げ及び待遇改善につきましては、本町消防団の報酬については、消防団設置等に関する条例で定めており、年額で、団長22万5,000円、副団長13万4,000円、分団長7万2,000円、副分団長5万8,000円、訓練部長5万円、班長3万6,000円、副班長2万4,000円、機関長2万3,500円、その他団員2万2,500円となっておりますが、近隣町村と比較しても特段差がないものと考えております。

 待遇につきましても、公務災害補償や福祉共済への加入、被服の貸与、退職報償金制度などを行っているところでありますが、今後、近隣市町村や国の制度改正等の動向を注視し、必要があれば、検討していきたいと考えております。

 また自治会からの支援につきましては、一部地区を除きほとんどの地区で支援を受けていると聞いております。

 次に、限定免許への対応につきましては、今年度より、オートマチック限定解除及び準中型免許取得の費用の8割を助成しているところであります。

 次に、機能別消防団員制度の導入につきましては、能力や事情に応じて特定の活動に参加する消防団員であり、消防団活動を補完する制度と認識しております。県内においても、取り組んでいる自治体もありますので、消防団とも協議していきたいと考えております。

 次に、消防操法大会への参加方法の見直しにつきましては、東白川郡消防操法大会等への選出については、これまで、ポンプ車の部、小型ポンプの部、それぞれ、持ち回りで各班が出場をしているところであります。選出方法につきましては、これまでも、役員会等で協議をしており、現在のような持ち回りでの出場となっているところであります。

 次に、防災、災害の活動の取組と地域特有の課題につきましては、消防団には、住民の安心、安全を守るという役割があることから、火災のほか、豪雨や台風などの自然災害についても、河川水位の監視や地区内の見回り、注意喚起などの対応をしているところであります。

 地域特有の課題につきましては、河川に面している地域や山間部の地域など、地域それぞれの状況に合わせて、対応をしていただいております。

 次に、団員へのアンケートの実施につきましては、消防団員の意見などについては、基本的には、分団会議や役員会を通して集約できているものと考えております。

 次に、過去の事故等の反省につきましては、日頃から役員会において、注意喚起をしており、生かされていると考えております。 以上で答弁といたします。

 

-議員-

 まず、幽霊団員はいないということでしたが、まず、定数が充足されない理由、これについてはどのようにお考えでしょうか。

 はっきり言えばなかなか入っていただけない理由ということを正面からきちんと対応しないとなかなかこの問題は解決できないと思いますし、今後、ますます入る方が減っていくのかなというふうに思いますが、それについてはいかがでしょうか。

 

-住民課長-

 お答えをしたいと思います。 ただいまの欠員の理由ということなんですけれども、まず、人口減少で子供の数が少なくなっているということはあるかと思います。また、地域において、消防団とのつながりというのが薄れている。また、サラリーマンということで、通常その仕事を抱えながら消防団活動ということの両立が難しくなっているということだと考えております。 以上です。

 

-議員-

 私どもがやっていた頃から自分が辞めるのには、代わりの人間を入れないと辞められない、そういったことというのは現在でもあるんでしょうか。

 

-住民課長-

 お答えをしたいと思います。 基本的にはそういった形でやっていただいていると考えておりますけれども、欠員が生じているということは補充がない形での退団されている地区があるということだと考えております。 以上です。

 

-議員-
 先ほど申し上げましたように、消防操法大会、これが回ってくることが非常に負担が大きい、そういうふうに感じている現役団員の方も多いというふうに聞いております。棚倉では持ち回り方式ということで順繰り回って出場班を決めている状況だと思いますが、場合によっては報道等で見ましたら、今後消防団を維持するためには消防操法大会への参加そのものをやめたという消防団が報道等でありました。そういった例等は町のほうでも把握されているのか、そういった研究等をされているのか、お伺いをしたいと思います。

 

-住民課長-

 お答えをしたいと思います。 その消防操法のほう、今年度については、コロナの影響ということで早々に郡山地区のほうは辞退をしたという話を聞いているところでございます。 以上です。

 

-議員-

 今年度という意味ではなく、今後消防団を続けていく上で、若い団員を勧誘する上で、消防操法大会、これへの参加そのものを、もうやめた方がいいというふうな判断をされた消防団が幾つかあるというふうに聞いておりますが、そういった情報というのは把握されているのでしょうか。

 

-住民課長-

 把握しておりません。 以上でございます。

 

-議員-
 これについてはいろんな、何件かの消防団が出ておりますし、NHKの取材等に丁寧に答えている例もありますので、ぜひ参考にしていただきたいなというふうに思います。

 それから、操法大会の練習、これそのものが非常にエスカレートしてくると、毎日のように、毎晩のようにやるということもあって、町村によってはこれ以上やっては駄目だというふうに決めている町村もあるというふうに聞いております。こういったことも、ぜひ検討されてはというふうに思うんですが、どうなんでしょうか。

 

-住民課長-

 お答えをしたいと思います。 まず、選出の方法ですけれども、消防団のほうとしては、基本的に分団のほうで選抜でも構わないというお話をしているんですが、担当地区のほうは自分の班で出たいという強い意志があって、現在の状況になっているところでございます。そういった意味からも、その消防の練習の取組につきましては上限を設けていないところでございますけれども、そういったやる気があって行われているのが実情かなと考えているところでございます。 以上でございます。

 

-議員-

 持ち回りで、これは消防団のほうで、幹部の中で決めているということでありました。本当に本人たちが自らの意思で、ぜひこれ以上やりたいということでどんどん取り組んでいただく分にはいいと思うんですが、先ほども申し上げましたように、回ってきたら負担が大変だから回ってこないから入っても大丈夫だよというような勧誘もあるかというふうに聞いておりますし、以前、町の激励会というのですか、その会場で選手の皆様から何でこんなことをやっているのか、どういうことなんだろうというふうな発言が、これは前藤田幸治町長の時代だったというふうに思いますけれども、激励会会場であったというふうに聞いております。

 ですから、先ほど課長言うように、代表になった方々が意欲的にどんどんやりたいからやっているんだということばかりではないと思いますし、これを変えていくとすれば、消防団、自らだけで変えられるのか、町がもっと主体的に関わって変えていかないと変えられないのではないかなというふうに思います。やっぱりこの順番が回ってきて、何でかんで、やらなきゃいけないと言われたときに、一番大変な思いをするのは本当に選手になった方たちでしょうし、先ほど団員も勤め人が多いというふうな話もありました。場合によっては、そんなことをやっているんだったら、仕事に差し支えが出るんじゃないかというような方もどんどん増えてきているのではないかなというふうに思います。

 これについては、例えばやめないまでも全団員からどうしてもやりたいというような意欲のある、やってもいいというような環境に恵まれた方を選抜して、チームを編成してやるというようなことも一つの考えかなというふうに思うんですが、それについてはどうでしょうか。

 

-住民課長-

 お答えをしたいと思います。 この部分につきましては、先ほども申しましたとおり、必ずしも班で出なくてはならないということには消防団としては考えていないそうです。過去については実例としまして、ある分団のほうでは過去に分団の中で選抜という形で出たところがあるとお聞きしております。しかしながら現実的にその番が回ってきますと、班のほうで出たいという意思があって、現在の形になっているところでございます。その選抜という部分については特にはこだわっていないと考えております。 以上でございます。

 

-議員-
 ぜひ、その辺も、ぜひ一人一人の現役団員に意見を聞いて、本当に一般の団員の方々がどのように考えているのか、幹部の方々の考えばかりではないんでしょうから、ぜひそういったアンケート等も取っていただきたいなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。

 

-住民課長-

 お答えをしたいと思います。 基本的には町長答弁のとおり、定期的に分団会議、懇談会がありますので、そういった部分で意見等は集約できていると考えております。また、町のほうで定期的に各班のほうに水利のご紹介をするわけなんですけれども、その中で消防活動についてということで、全般についてということで、ご意見伺っておりますので、その中である程度意見はいただいているかと考えています。ただ、必要であれば今後消防団のほうと検討してまいりたいと考えてございます。 以上でございます。

 

 

03月16日-04号

-議員-

 昨日の消防団の一般質問の中で、同僚議員からもありましたが、消防操法大会のことが出ましたが、その中で激励会でどうのこうのという話がありましたが、あれは20年前のことで、私もその会場にいたのでよく覚えているんですが、どういったことかというと、こんなことやっていいのかではなく、仕事と家庭を犠牲にしてまでやることかというような趣旨の発言だったと記憶しております。
 細かいこと言うとあれなんですが、当時選手を決めるのにポンプ車だったので6人、1人は補欠でした。練習しやすいように選手5人は自営業の方を選んだと聞いています。補欠は1人、日本精工だったんですが、当時は、今は分かりませんが、当時は町長と団長がその企業に訪問して挨拶に行くということがあるんで、その自営業の方も待っていたそうです。そうしたら全然来なかったと。それを当時の分団長と副団長とかにも相談したら、議会があるから議会が終わったら行くだろうということだったんですが、来なかった。唯一、挨拶に行ったのは補欠の日本精工だけだった。物すごく団員が激怒したということがあるんですが、町としてはそういう申合せみたい、すみません。引継ぎみたいなものはあったんですか。

 

-住民課長-

 お答えをしたいと思います。
 協力いただけますように、町のほうから通知書を出しているところでございます。
 以上でございます。

 

-議員-

 本当に操法大会って何のためにあるかというのは私もよく思っていました。確かに消防操法というのはホースの担ぎ方であったり、管鎗の担ぎ方、あるいは水の出し方も消火活動の基本中の基本なので、それは訓練の一環としてやるべきだと思います。しかし、それを順位をつける大会に広域だ、県大会だ、全国大会だというのはちょっとナンセンスかなというふうに思っていますので、本当にこれ棚倉だけじゃなくても白河広域、もしくは郡とかで協議していっていい形にしてもらいたいというふうに思います。

 

2名の議員さんが、操法大会の是非等について質疑しました。元消防団員の方なのでしょう、消防団の実態を分かってます。

 

棚倉町消防団員やそのご家族様が、今の消防団活動に苦悩していたら、是非声を上げてください。今は絶好の機会です。議員さんも味方になってくれますよ。

 

 

棚倉町消防団の情報はこちら

 

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「全国消防操法大会の廃止」
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