🚒平成29年の火災件数39,373件(内放水実施は約5割)、死者数1,456名。(どちらも10年前の約7割)
🚑平成29年の一般市民が目撃した心原性心肺機能停止傷病者数は25,538人(全国の救急隊員が搬送した心肺機能停止病症者数は127,018人)。そのうち一般市民がAEDを使用し除細動を実施した傷病者数は1,260人で、1 か月後生存率は53.5%です。
AEDを使用する事で約5倍生存率が高まりますが、実際に使用できたのは全体の約5%しかありません。
※小文字括弧内数値は平成28年中数値
毎日多くの人が心臓突然死で命を失っています。
その数は、1年間で約7万人。一日に約200人、7.5分に1人が心臓突然死で亡くなっています。
その原因の多くは「心室細動」と呼ばれる重篤な不整脈です。心室細動になると心臓は震えるのみで血液を送り出せなくなります。いわゆる心停止の状態です。
数秒で意識を失い、数分で脳をはじめとした全身の細胞が死んでしまいます。
心室細動からの救命には迅速な心肺蘇生と電気ショックが必要です。
グラフは心停止となってから電気ショックまでの時間と救命率を示したものです。
電気ショックが1分遅れるごとに救命率は10%ずつ低下します。
119番通報をしてから救急車が到着するまでの平均時間は8.6分。
救急隊や医師を待っていては命を救うことはできません。
突然の心停止を救うことができるのは、その場に居合わせた「あなた」しかいないのです。
引用元:消防庁消防白書、公益財団法人 日本AED財団HP
このような行為を応急手当と呼びますが、応急手当には心肺蘇生法(胸骨圧迫、AED)や、傷病者への止血、固定、搬送などがあり、大規模災害などでも必要な知識です。
この応急手当に関する正しい知識と技術を住民に普及、指導する方を応急手当普及員、指導員と呼びます。
操法大会向けた競技の為の練習に時間を費やすぐらいなら、多くの消防団員に応急手当普及員や指導員の資格を取得させた方が、多くの命が救えるのではないでしょうか。
現在の消防団では操法大会の負担が大きすぎて、十分な対応ができません。
応急手当は講習を受ければある程度理解できますが、いざという時に迅速に動ける為には普及員や指導員のレベルがあると良いと思いますし、地域や周りの方に教える事もできるようになります。
火災は減少し救急は増え、大規模災害の脅威がある現代において、消防団のあるべき姿を今一度考えるべきではないでしょうか。
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「全国消防操法大会の廃止」
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