海原友明の消防団改革のすすめ

消防団を取り巻く問題の中でまずすべきことは「操法大会の廃止」です。この大会があることによって苦しんでいる全国各地の実態や私の思いを紹介します。

島根県 出雲市

出雲市は令和3年8月に「出雲市消防団改革推進委員会」を設置し、なりて不足や処遇改善、組織編成の見直しなどの諸課題の解決に向けた審議を重ねています。令和3年11月には出雲市消防団の適正な報酬・手当について中間答申を提出しました。残る諸課題についても引き続き検討し、令和4年度中に答申する予定とのことです。

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委員会では、「消防団員確保等に関すること」と 「消防団組織の将来のあり方について」を審議しています。

http://www.izumo119.or.jp/dan/kaikaku/kaikaku.htm

上記H.Pにて、委員会の資料や議事録を閲覧できます。

 

 

令和3年11月29日に提出した中間答申(出雲市消防団の適正な報酬・手当について)はこちら↓

http://www.izumo119.or.jp/dan/kaikaku/interim_report.pdf

中間答申の中では、今後の検討事項について以下のように記載されています。

当委員会では、まず消防団員の報酬等を中心に検討し、一定の方向性について結論を得た。市においては、早急に消防団員の報酬等の改善に向けた取り組みを進められるよう要望する。
なお、消防団員確保等に関する課題については、団員の負担軽減、魅力的な団活動、雇用者や地域の理解と協力、戦略的な広報活動など、他にも検討すべき重要な課題がある
また、消防団組織の将来のあり方については、地域防災力を考慮した組織再編と、機能別消防団員・外国人消防団員・学生消防団員の創設と女性消防団員の拡充などの課題も検討する必要がある。
このため、当委員会においては、これらのことについて引き続き検討し、令和 4 年度末までに一定の結論を得る考えである。

 

 

委員会では、令和3年10月に消防団員アンケート調査を行いました。

http://www.izumo119.or.jp/dan/kaikaku/document/organization.pdf

調査結果(13ページ~)の一部を紹介します。

■団員確保が困難な理由は何ですか?(複数回答可)

1位:負担が大きい (23%)

2位:担う人材がいない  (21%)

3位:誤解・理解されてない (18%)

 

■消防団員を確保するためには、具体的に何が必要と考えますか? (複数回答可) 

1位:報酬手当のアップ (30%)

2位:報酬手当の個人支給 (27%)

3位:行政による広報活動 (22%)

 

■ 消防団で困っていることは何ですか?(複数回答可) 

1位:操法訓練が多いこと (30%)

2位:報酬が少ないこと (16%)

3位:困っていることはない (11%) 

操法について不満に思っている団員は意外に少なめですね(それでも30%で1位ですが…)。

 

 

 

出雲市消防団のホームページには操法訓練での怪我防止として訓練時のウォーミングアップとクールダウンを推奨していましたので紹介します。

http://www.izumo119.or.jp/dan/how-to/index.html

 

操法はスポーツなんですよね~ 

平均年齢40代の消防団員にはキツイお仕事です。

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出雲市消防団の情報はこちら

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「全国消防操法大会の廃止」
http://chng.it/Kx45cBjj 
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