東京都は消防団運営委員会を区ごとに設立して、消防団の組織や消防団員の確保、待遇改善に関することなどを審議しています。令和2年2月に開催した北区第二回委員会では、操法大会による負担と怪我が非常に大きな問題であり、操法大会のあり方を見直すべきとの意見が出ています。
-委員-
高齢化が進んできて、消防団の負担が非常に重くなっているんですよ。
一番負担が重いと考えているのは操法大会なんですよ。これが6月の頭にあるとして、1か月から2か月、足らなければ、それ以上の期間、週3回も練習しています。もちろん、分団によって違うとは思いますが、それだけの練習をして操法大会に臨むわけです。
これは、前回も言ったと思いますが、選手のなり手もなかなか少ないし、選手じゃなくても、参加して、準備から片付け、あるいは、やっている間の交通整理とか、こういった人数も非常に少なくて、厳しくなってきています。
さらに、場所の確保も難しくなっています。ある場所でやっていたら、近隣の住民から、「うるさい」というクレームが来て、できなくなってしまったということもあります。
この操法大会について、全国の消防団のことを調べてみたんですが、自治体によってそれぞれ違いはありますが、この負担が一番重いというのが、消防団員の声の大きなものになるかと思っております。
消防団の負担を減らすということになれば、この操法大会に手を加えなければいけないかなという気がしています。廃止も含めて、あるいは、2年に1回にするとか、あるいは、前回も言いましたが、1つの分団だと大変だから、2つの分団が合同でチームを組むとか、そういったやり方でやっていかないと、若い人たちが多い分団はまだいいんですが、そうでないところでは非常に負担が重いです。
ここ数年、操法大会の練習をしているときとか、操法大会が始まるときに、一番言われるのが、「けがをしないでほしい。けがには十分気をつけてほしい」ということです。
高齢化が進んで、けがが非常に大きな問題になっておりますので、そういう意味でも、この操法大会のあり方を見直すということを、消防団員の負担軽減の一つに入れてほしいと思います。
引用元:第2回北区消防団運営委員会議事録
http://www.city.kita.tokyo.jp/bosaikiki/documents/ggijiroku.pdf
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