海原友明の消防団改革のすすめ

消防団を取り巻く問題の中でまずすべきことは「操法大会の廃止」です。この大会があることによって苦しんでいる全国各地の実態や私の思いを紹介します。

岐阜県瑞浪市

岐阜県瑞浪市の市町や消防長は、操法大会の為の訓練が消防団員の負担となり、それが消防団の充足率の低下の一因であることを認識しています。

市民や議員も操法大会や訓練の見直しが必要であると議会等にて問題提起しています。

地域の皆さんと今後も協議や検討を重ねて頂き、瑞浪市消防団のあるべき姿へ改革を進めて欲しいと思います。

 平成28年度 市長と語る会 > 平成28年7月13日 陶地区 

ー参加者意見ー
消防団の活動は必要だと思うが、早朝や夜間、休日の練習など負担があり、なかなか入団の希望や期待がないように思える。負担軽減の取り組みはできないか。

 

ー市長の回答ー
消防団は団員が充足しないという状況が全地区において課題となっています。消防団の活動は災害が起きた際に活動していただくもので必要不可欠だと考えており、存続していかなければなりません。消防団の取り組みとして、現在活動している消防団員へのアンケート調査により、団員の思いを把握・分析をして、負担を軽減できないかということを検討する取り組みを進めています。厳しいご意見もあるかと思いますが、そういったご意見を聴いて改善していきたいということです。

(補足)
現役消防団員を対象としたアンケート調査の結果、年間をとおして消防団行事が多く、特に操法訓練が大きな負担になっているという意見が多く寄せられました。こうしたことが、消防団員の充足率低下につながっているのもひとつの要因であると考えております。 今回実施したアンケートを基に、今後の取組みとして、県操法大会への出場を持ち回りにする等、少しでも団員の負担軽減を図ることができるよう、消防団幹部等関係者と検討を行います。

 平成29年第3回定例会(第3号 6月15日)

ー議員ー

続きまして、標題2、消防団員に関するアンケート調査結果における「新時代へ向けて消防団の改革」等についてに入ります。
 先日の乾式ポンプ操法大会で優勝しました第1分団の年齢構成を見ましたら、指揮者の横井さんが44歳で、私は消防団員で分団長をやってたときに44歳でした。私が分団長をやってた年に、彼は団員で指揮者として要員をやっている。大変な時代なんですね。消防団員のおかれている環境が、それほどまでして勤めなければならないと。つまり、消防団員が集まらないから、いつまでも、44歳にもなっても団員という身分で要員をやらなければならないという、大変厳しい環境におかれて消防団活動をやってみるということでありまして、やはり消防団に対しての改革ということも必要だと思いますし、負担の軽減ということも大いに必要かと思い、本日、お伺いさせていただきます。
 私が瑞浪市消防団員であったのは、もう30年ぐらい前の話でありまして、当時の使命感と比べれば、考え方も随分変わってきております。また、団員のおかれている立場も、昔は商売屋さんの跡継ぎが団員の主流であり、今日みたいにほとんどの団員がサラリーマンであるということでは大きな違いがございます。
 昨年実施されました消防団員に対するアンケートを熟読することにより、消防団員の様々な意見を知ることができました。
 特に、「問9、新時代へ向けて消防団の改革等について」は、本音とも言える意見を伺うことができます。

 操法訓練以外にも様々な訓練があると伺ったわけなんですが、やはり操法訓練に対する負担が物すごく大きいということをアンケートでとってみえるわけでございまして、その負担の軽減も考えながら、例えば、操法の出場隊を持ち回りにするとか、様々なことを考えていただきながら訓練体系をとっていただければありがたいかと思いますので、団本部の皆さん方とよくご検討いただければと思います。
 次に、要旨イ、家庭を持つ団員のための負担軽減は何が考えられるかということでございます。
 昔と違いまして、現在は核家族化が進みまして、団員もそれぞれの環境の中で子育て、家事等の負担もしながら消防団員を務め上げるということになるかと思います。
 男性に求められる役割が、昔、我々の時代と随分違ってくる、負担が大きくなっているかと思います。
 そんな中で、消防団員として勤めていただくためには、やはり団員としても負担の軽減を当然考えていただかなければならないかと思います。

 

ー消防長ー

 それでは、要旨イ、家庭を持つ団員のための負担軽減は何が考えられるかについてお答えいたします。
 消防団員は、地域防災の中核として、火災等の災害から住民の生命、財産を守る上で重要な役割を果たしていますが、消防団を取り巻く環境は大きく変化しています。
 消防団の活動は、地域の安全・安心確保には必要不可欠であり、存続していかなければならないと考えております。
 年間を通して消防団行事が多く、特に操法訓練が大きな負担になっているということが、消防団員の充足率低下につながっている要因だと考えております。
 今後の取り組みとしまして、強制的な参加ではなく家庭の事情を考慮することや、県消防操法大会への出場方法など、消防団幹部等関係者と協議し、少しでも団員の負担軽減につながるよう検討していきたいと考えております。

 

ー議員ー

最後の要旨に入ります。要旨オ、市長特別点検について本市の考えはどのようかでございます。

市長特別点検は)行ってみえない市もあるわけで、負担の軽減を考えるとしっかりした、どうしてもこういう形の市長点検をやらなければならないということではないと思いますので、私の考えとしては、団員が一堂に会して受けていただけるような市長特別点検にしていただければ一番負担の軽減になるのかなと思っておりますので、答弁よろしくお願いいたします。

 

ー市長ー

先ほど消防長が答弁いたしましたとおり、市長特別点検は各種災害対応の万全を期すため、団員の規律・服装点検、消防車両等機械器具点検を目的として実施させていただいております。
 市長特別点検の訓練が消防団員に負担をかけているようであれば、軽減されるようにしていかなければならないんではないかとも考えます。
 いずれにいたしましても、消防団で協議、検討していただく必要があるのかなというふうに考えます。

 平成31年第1回定例会(第4号 3月 8日)

ー議員ー

先ほどご答弁いただきました平成29年度の活動実績と比べてみますと、女性消防団が全国女性消防操法大会に出場されたということもあり、それに伴い、活動日数が大幅にふえております。
 こうした活動実績というのは、その年度の災害件数やそれにおける出動回数に応じて差が出てきますので、一概には言えませんが、数字だけを見ますとほとんどの分団で活動回数がふえているという結果が出ております。
 私が活動させていただいている第4分団で言えば、入団当初の平成21年度の訓練と比べて、行事や訓練数が確実にふえております。これにより、特に家庭を持つ団員の方の負担というのは大きいのではないかと考えます。
 平成29年6月の第3回定例会で、大島議員の「家庭を持つ団員のための負担軽減は何が考えられるか」という質問に対し、消防長が「消防団の活動は、地域の安全・安心確保には必要不可欠であり、存続していかなければならないと考えております。年間を通して消防団行事が多く、特に操法訓練が大きな負担になっているということが、消防団員の充足率低下につながっている要因だと考えております。今後の取り組みとしまして、強制的な参加ではなく家庭の事情を考慮することや、県消防操法大会への出場方法など、消防団幹部等関係者と協議し、少しでも団員の負担軽減につながるよう検討していきたいと考えております」とご答弁されておりました。
 そこで、検討された結果、具体的にどのような負担軽減を実施しているのかをお聞きします。

 

ー消防長ー

平成27年4月より消防団員の定員を475人から495人に改正した理由は、地域における防災体制の強化を図るためで、主に女性消防団員の増員を図ったものでございます。
 消防団活動に対する負担の軽減対策として、平成28年度から毎年、消防団員全員を対象にしたアンケートを実施しており、その結果を受け、家庭の事情などを考慮すること、操法訓練の方法及び回数など、何を目指して実施するのかを各分団内で意見を出し合い、話し合って決定し実施されるようになったこと、各種消防団事業及び行事の集合、解散時間の見直しなど、団本部及び各分団幹部が協議され、徐々にですが改善が図られていると考えています。

 

ー議員ー

 ありがとうございます。ただ今の答弁の中にもありましたように、各分団の幹部で協議をさせていただけることになったことにより、第4分団を例にして言いますと、集合時間は30分程度遅くなりました。
 しかし、先ほど、訓練や行事が第4分団ではふえていると述べさせていただきましたが、その根拠といたしまして、例えば、操法訓練でいいますと、私の入団当時の平成21年度までは、第4分団には可搬式ポンプのみだったため、操法訓練の回数も、操法大会への出場も2年に1度ということでした。
 しかし、平成22年度にポンプ車を第4分団の第2部に配備していただいた以降は、毎年の操法訓練、そして、毎年の操法大会への出場となりました。当初はポンプ車が配備されています第4分団の第2部のみで訓練を行い、そして、放水をする訓練を開始し、人手が必要になったときに第1部と第3部が活動に参加するという流れでした。
 しかし、第2部だけで操法要員を確保することや、可搬式ポンプよりも訓練量や使用するホースの本数が多く人手が必要であるという理由から、近年は各部から操法要員を排出することとなり、その結果、毎年、操法訓練への参加と操法大会への出場となっております。
 「強制的に参加させるのではなく家庭の事情等を考慮する」というご答弁にもあったように、私も第4分団第1部の部長として、家庭を持つ隊員、そして、サラリーマンの団員の方々には、状況によっては「家庭を優先してください。仕事を優先してください」という声をかけます。しかし、それによって必要な人員数が変わるわけではないので、逆を言えば、独身の方々、そして、自営業や個人事業主である程度は仕事の都合がつけやすい方々の負担がふえてくるわけです。
 消防団員数が減り、事業や行事がふえることで、1人当たりの負担は確実にふえております。果たしてこれが、実質的に負担軽減をしているのかと言えば、それに対しては疑問が残ります。
 我々消防団は、ボランティアではありません。地方公共団体の非常勤特別職の公務員であります。
 冒頭にも述べましたように、我々消防団は市民の皆様の生命・身体・財産を守るという崇高な使命のもと、そして、自らの地域は自ら守る、消防団員の皆様はそういった責任感とプライドを持って、日夜、訓練や活動に取り組んでおります。家族との時間、自分の時間、時には仕事も犠牲にしながら取り組んでいただいております。
 ぜひとも瑞浪市としても責任を持って、消防団員の確保や負担軽減に取り組んでいただくことをお願いして、少し短いですが、私の一般質問は終わりとさせていただきます。ありがとうございました。

  

 

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