福島県郡山市(こおりやまし) の令和2年度4月 市民提案制度(みなさんの声)では、「消防団員の負担軽減のため、今後のポンプ操法大会の在り方について考えて欲しい」という声が挙げられています。平成29年度より設立された郡山市消防団あり方検討会などで、ぜひ検討をお願いいたします。
市民提案制度(みなさんの声)/ 令和2年度 4月受付分 / 防災・市民安全
https://www.city.koriyama.lg.jp/shiseijoho/koho_kocho/7_1/R2cityvoice/cityvoice0204/23641.html
ーご意見ー
消防団で活動している者ですが、今年度のポンプ操法大会は開催するのでしょうか。昨年から毎朝4時過ぎから選手の練習があり、毎日、疲労困憊で体力コロナ感染の恐怖を抱いています。中止するなら、なるべく早く中止にしてください。
また、そもそもの話として、ポンプ操法大会は実施する必要はあるのでしょうか。「全国大会、県大会があるから、やらないわけにはいかない」という理由で強制的に練習させられていますが、過去、他の自治体では選手になった団員がポンプ操法の負担と重圧で自殺しています。その後、全団員にポンプ操法の必要性について匿名によるアンケートを行い、不必要が6割を超えたことから、以後、ポンプ操法大会を実施しないことにしたとのことです。
今回、新型コロナでポンプ操法大会を中止するのであれば、これを機に今後の大会の開催について、そもそも必要なのかを考えていただきたいと思います。せめて団員に匿名でアンケートを取るなどして、本当はどう思っているのかを確認すべきと思います。ポンプ操法は非常に負担が大きく、特に選手となった団員は、ポンプ操法の対応で大きな負担があり、生活に支障を来しているのが事実です。
働き方改革と言われますが、ある意味逆走している活動だと思います。災害が多発する現在、団員は、消防団本来の目的である防災活動をするだけで精一杯であり、儀礼的な活動を行う余裕はありません。
どうか新型コロナの関係で今回のポンプ操法を中止するのであるならば、これを機に、消防団員の負担軽減のため、今後のポンプ操法大会の在り方についても考えて頂きたいと思います。
ー回答ー
ポンプ操法の練習は、4月6日にメール等で消防団へ練習中止を周知するとともに、4月9日には消防団長から各地区隊長あてポンプ操法大会の中止を含む事業の中止・延期の通知を発出したところです。
なお、ポンプ操法大会の今後の在り方は、国・県・他自治体の状況も確認しながら、適宜検討していきたいと考えています。(防災危機管理課)
郡山市は、平成29年度、地域防災力の向上を目指し、今後の消防団のあり方について検討するため、関係団体等から意見を伺う場として、若手消防団員をはじめ学識経験者や商工関係者を含めた各分野のメンバーで構成する郡山市消防団あり方検討会を設置しました。
審議内容は一般公開されていませんのでわかりませんが、ぜひポンプ操法大会の開催の是非について議論して頂きたいと思います。
消防団については、国や都道府県の指示に従う必要はないと消防組織法で定めていますが、上記の郡山市の回答からも分かるように、多くの市町村は国や都道府県の言われるがままになっています。上の指示に従順に従うことが体にしみ込んでいる人達で構成された団体では、ある意味それは至極当然であり、自分たちの独自のやり方を貫くことは中々できないのが実態でしょう。
しかし地域防災の為に消防団が今後も必要であると判断するのであれば、団員の声をしっかりと聞き、我が町の消防団のあるべき姿を議論し改善していくことが必要です。
郡山市消防団の情報はこちら
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「全国消防操法大会の廃止」
http://chng.it/Kx45cBjj
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