海原友明の消防団改革のすすめ

消防団を取り巻く問題の中でまずすべきことは「操法大会の廃止」です。この大会があることによって苦しんでいる全国各地の実態や私の思いを紹介します。

地域の取り組み

茨城県 結城市

茨城県結城市は令和2年9月の定例会議会にて消防団の操法大会への今後の対応及び、団員数不足とその対策について質疑応答をしています。 令和2年度の操法大会は新型コロナウイルスの関係で中止となりましたが、令和元年12月の時点で大会当番分団から結城市…

京都府 京丹後市

京都府京丹後市の「わたしの提案・意見箱」では消防団に対する市民からの声が上がっています。 声を上げることから改革は始まります。

群馬県 利根郡 みなかみ町

群馬県利根郡みなかみ町が令和2年1月15日に発行した「議会だより」では、平成27年から消防団の今後の在り方について討議していた結果(一部)についてと、町民からの「みなかみ町消防団への感謝の言葉」が掲載されています。

大分県

大分県の令和2年3月の定例会議会では、消防団について質疑応答がされており、消防団員の減少に歯止めをかけるには、具体的な消防団員の労役内容を見直し、訓練等の拘束時間の短縮化を進めるとともに、報酬に関しては魅力的なものに向上させていくといった抜…

武田総務大臣 消防団員確保対策

武田良太総務大臣は令和2年11月13日の記者会見で消防団員確保の為、大幅な処遇改善を全国自治体首長に自ら強く要請し、あらゆる対策を講じていきたいと語りました。また11月17日参議院総務委員会の中でも大臣の消防団に対する考えを答弁しています。

山形県 南陽市

山形県南陽市の令和元年6月定例会では、消防団員確保見直しを含めた団員定数検討の進捗についてや、団員報酬等の処遇について質疑応答がされています。 その中では、消防団活動の多さや重さ、団員の安全管理への不安が団員減少の要因であると訴えています。

千葉県 長生郡 長生村

千葉県長生郡長生村の令和2年定例会9月会議では、地域の消防団員から「団員確保の問題や操法大会の負担が大きいことを議会で取り上げてほしい」と切望されたことを報告しています。団員の方々はこのままの状態が続くようであれば、みんなで辞めてしまおうか…

秋田県 大仙市

秋田県大仙市(だいせんし)の消防団員は条例定数1,375名に対し、令和2年4月1日現在1,135名(△240)と減少を続けており、消防団員確保の対応が喫緊の課題であるとして、市議会にて質疑応答がされています。その中では、団員からの分団への上納金、女性消防団の…

山梨県 南アルプス市

山梨県南アルプス市は、消防団員の確保や負担軽減について、アンケート調査等を行いながら、消防団のあり方検討会、正副団長会議、市議会等で、議論を重ねています。 市議会では、消防団を変えることは難しいと多くの関係者が口にする現状を認識しながらも、…

福島県 郡山市

福島県郡山市(こおりやまし) の令和2年度4月 市民提案制度(みなさんの声)では、「消防団員の負担軽減のため、今後のポンプ操法大会の在り方について考えて欲しい」という声が挙げられています。平成29年度より設立された郡山市消防団あり方検討会などで…

静岡県 菊川市

静岡県菊川市の消防団は令和2年4月現在で団員の平均年齢が29.1歳と、とても若い団員で構成されています(全国は約42歳!)。しかし定員364名に対し305名(-59名)と団員数は減少しており、団員確保への取り組みについて市議会で質疑応答がされています。

京都府 綾部市

京都府綾部市は消防団活動について消防団や活性化委員会、市議会等で議論しながら改善を続けています。古くは平成6年に綾部市消防操法大会を廃止、平成25~27年には団長点検の見直し検討等々。自分たちの地域の消防団はどうあるべきかを議論する風土が綾部市…

島根県 雲南市

島根県雲南市の市議会(令和2年3月定例会)の中で、消防団員からは操法訓練の必要性は認めるものの、競技となる「操法大会」は家族等も含めて負担が大きく不要であるとの意見が圧倒的に多いとの報告がありました。今後の雲南市消防団の取り組みに期待します。

福岡県 朝倉市

福岡県朝倉市の「市長へのはがき」には消防団員とその家族への負担軽減を切望する声が届いています。過去から市議会でも議論をしていますが、変わることができていないようです。

新潟県 上越市

新潟県上越市は、上越市消防団の在り方についての提案を行うため上越市消防団適正配置検討委員会を立ち上げ、2019年3月に報告書を提出しました。この活動によって消防団の課題や団員の声が明らかとなり、消防団や市議会が改善に向け動き出しています。

兵庫県 加西市

加西市(かさいし)は、消防団員の処遇改善などを議論する為に、加西市消防団あり方検討委員会を平成31年に立ち上げました。この委員会の提言を令和2年3月に報告しています。

岩手県 北上市

岩手県 北上市の令和元年度12月通常会議(第246回) にて、消防団の省力化について議論がされています。担い手不足からくる高齢化と個人負担の増加で危機的状況の消防団ですが、装備ややり方を改善することで団員の負担軽減を図ろうとしています。

奈良県 奈良市

奈良市消防団は、地域の安全・安心のため、消防団員の活動環境の整備等により消防団を活性化する必要性から、奈良市消防団活性化対策等検討委員会を設置し、消防団長より消防団の活性化についての諮問を受け協議した結果を、令和2年1月に報告書にまとめま…

山形県東田川郡 三川町

山形県東田川郡三川町では、令和2年第1回議会定例会にて、消防団の団員確保の取り組みについてと、女性消防団の設立目的と現状、課題についてを質疑、討論しています。

新潟県 南魚沼市

新潟県南魚沼市では、消防団員の報酬に対する意見・提言が「市民の声」としてあげられています。 市民の声が正しい在り方であることを認識しているのであれば、市は消防団と共に継続的に検討し改善していくべきです。 都合の良い時だけ「規則ですから」と言…

群馬県 みどり市

みどり市は、平成28年6月定例会(第2回)の中で、消防団のポンプ操法大会について質疑・応答をしています。 議員からは、競技大会の長期の練習による団員と家族の苦労ははかり知れず、新入団の勧誘の際にもネックになっており、大会の実施方法を含め、考…

福島県 田村市

福島県田村市は令和2年3月3日の定例会にて、田村市消防団の現状と課題について質疑応答をしています。 市は長期間の訓練を伴うポンプ操法が団員確保を阻害する要因の一つであると認識しています。現在、消防団検討会を立ち上げて、団のあり方そのものの改革…

三重県 いなべ市

三重県いなべ市は、令和元年度に行った「いなべ市消防団アンケート」から、現状の問題点を抽出し、その課題解決の為の取り組みを令和2年度より実施しています。

新潟県 柏崎市

新潟県柏崎市は、市民から市長に対して送った消防団に関する意見をホームページに掲載しています。 ①令和2(2020)年4月公開 ポンプ操法競技大会中止のお願い ②令和2(2020)年6月公開 団員の報酬及び費用弁償の適切な対応へのお願い

千葉県 野田市

千葉県野田市の消防委員会及び消防組織検討会は、令和元年8月から、消防に対する課題解決に向けて、常備消防は「救急件数の増加等に伴う組織や出動体制の在り方について」を、消防団は「消防団員の負担軽減と処遇改善を第一優先とした、消防団員確保に向けた…

福岡県 うきは市②

福岡県うきは市では、消防団活動の負担軽減と団員確保に対する課題解決に向けて、議会や意見交換会などで議論し改善を進めています。

静岡県 裾野市

裾野市では、2019年の市議会の中で「消防団員報酬、手当の支給方法」と、「地域からの消防団協力金」について質疑・応答がされました。 団員報酬や協力金、寄付金、出不足金の問題については、消防団員の担い手不足や負担増と同じく、全国的に問題となってい…

長野県東筑摩郡 生坂村

生坂村(いくさかむら)の平成 31 年第1回 生坂村議会定例会では、今後の消防団について議論されています。 その中では、時代や地域にあった消防団への転化が必要であると訴えています。 辰野町消防団の操法大会中止という改革が、「我が町の消防団の在り方…

長野県下伊那郡 喬木村

喬木村(たかぎむら)にて令和元年6月 15 日に行われた第2回喬木村議会定例会では、消防団員確保等の課題や、今後の喬木村消防団の在り方について議論されました。 喬木村は操法大会を中止した「辰野町」「箕輪町」の近隣にあり、このあたりの影響などにつ…

岐阜県恵那市 (2)

令和元年度に実施した、恵那市市民意識調査結果報告書 にて消防団に関する調査が行われ、多くの市民からの声が掲載されています。 市民アンケートで、これだけ多くの自由記述による意見が出るのは驚きです。 それだけ、市民の関心が高いのか、問題が大きいの…